- 地方公務員の試験って複雑でよくわからない…
- 科目数が多くて、何から手をつけていいの?
- そもそも自分が受けられる試験って何?いつ?
こんな方に向けて。

公務員試験は科目数が多い上に、日程や科目がバラバラで複雑ですよね。
時間がある学生の方ならまだしも、忙しい社会人の方が公務員試験を突破するのはなかなか大変です。
しかし、ネットにある情報は公務員予備校らしき大手メディアの記事ばかり…。
実際に働きつつ合格した人のナマの声が見えてきません。
そこで、社会人をしながら地方公務員試験を突破した経験をもつわたしが、最短・最速で合格に近づけるためのコツを書きました。
この記事を読めば、地方公務員の試験合格のために最初に取り組むべきことや具体的な手順がわかるはずです。
参考になる部分を取り入れてみてください!
結論は目次のとおりです▼
ステップ①:事前の下調べ
まずは「下調べ」をするのがいいかと。
いきなり勉強するのではなく、事前の準備が大切になります。公務員試験では特に、です。
「勉強する前」こそ、超重要。
はやく勉強したほうがいいんじゃないの?と思うかもですが、下調べは重要です。
いや、むしろ勉強する前で勝負の8割が決まっているといっても過言ではありません。
これ、公務員試験に限らずなんですが、いわゆる資格試験とか受験とか。学校のテストでもなんでもいいです。
こういったテストでうまくいかない人は勉強の前段階でミスっている人が多いです。
- 落ちる人:やみくもに勉強を開始する→迷走する
- 受かる人:勉強する前に戦略を立てる→最短距離でゴールに向かう
イメージ的には上記の感じです。
いきなり勉強を開始することは、未開の地で地図やGPSを持たずに猪突猛進するようなもので、あまりにもムダが多いです。
まずは「全体像」の把握から
なので、勉強を始める前に、公務員試験の全貌を把握することが大切。
力の入れどころを決めたり、大まかなスケジュールを決めたりすると、勉強効率が飛躍的にアップします!
「社会人のための公務員転職ハンドブック」で概要を
そうはいっても公務員試験って複雑で、条件とか試験科目とか自治体によって違うしで、訳がわかりませんよね…。
各自治体のホームページをチェックするのも大変です。
そこでオススメなのが、クレアールの「社会人のための公務員転職ハンドブック」です。
この資料に載っている内容は、下記です。
- 各試験の大まかな年間スケジュール(高卒区分・大卒区分・社会人区分ごと)
- 公務員への転職ルート解説(通常試験or社会人経験者採用試験)
- 忙しい社会人のための学習負担の少ない試験とは?
- 試験科目ガイド(高卒区分・大卒区分・社会人区分ごと)
- 試験例題(教養・論文)
- 面接対策ガイド
- 社会人経験者採用試験を実施している代表自治体の詳細データ(倍率、給料、試験日程など)
- 社会人経験者採用試験実施自治体一覧
- 社会人経験者採用試験 国家公務員編
- 転職Q&A
- 合格体験記
ご覧のとおりですが、公務員試験の内容が全て網羅されていますよ。
加えて、情報の信頼性という面でも、大手公務員予備校のクレアールが作成しているので文句なしです!

資料は、無料です。
この資料は無料です。
あなたの負担は、最初の申込手続きのみです。
そして、あなたにもたらすメリットは、試験日程の調査とか試験科目の下調べとか。
そういうめんどくさい時間と手間が、無料で買えます。
あなたの負担は、最初の申込みだけです。
負担といっても、必要事項の入力は5分くらいで終わります。
もしあなたが最速で受かりたいのであれば、入手しておきましょう!
ただし、無料配布は期間限定みたいなので、資料がなくなっちゃう前にゲットしておいてください。
いきなり過去問を解く
お次は、過去問です。カコモン。
多くの人にとっては非常識に聞こえるかもしれませんが、実は理にかなっています。
全体像の把握と関連しますが、今あなたがいる「現在地」を知るためです。
想像してほしいのですが、あなたがもし未開の地に放り込まれたら、まず何をしますか?
おそらく多くの人は、今自分がどこにいるのかを知ろうとするはずです。
太陽なり月なり星なり、目印になりそうな絶対的なモノを探して、自分の現在地を知ろうとしますよね?
そうじゃないと、どこに進むべきか判断できないからです。
学習する初日に過去問を解くメリット
「現在地」を知ることは勉強でもまったく同じで、今あなたがどのレベルなのかを知らないと、
- どれくらい勉強すればいいのか
- 勉強の難易度はどれくらいなのか
- 合格するには何点とればいいのか
- 何が弱点なのか
がわかりません。
で、今のレベルを最も効率よく知るには「過去問を解く」のが一番です。
言うまでもなく、過去問は過去に実際に試験で出た問題ですよね?
だから過去問って最高の教材なんです。
できなくも落ち込む必要はない。
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できなくて当然です。できなくていいです。
いい点数を取るためではありません。そうではなくて、現時点でのあなたの実力をテストするためです。
だから、極端な話、ゼロ点でもいいんです。「ちんぷんかんぷんだったわ~」でOK。
問題を解いた後で、この問題を解けるようになるにはこのくらいの知識が必要だと分析する。
そうすれば、ゴールまでの最短ルートで突き進めますよ。
※このあたりの詳しい解説は、別記事:【本質論】公務員試験を効率よく勉強する方法【元公務員が解説します】で解説しています。
ステップ②:いざ、勉強っ!【優先順位と学習手順】
ここまでやって、やっと勉強スタートです。お疲れさまでした(笑)
でも、まだ詰めが甘いです。
なぜなら、公務員試験は科目数がべらぼーに多いからです。
メリハリをつけて勉強しないと、確実に迷宮入りしますよ…
勉強初期に、学習すべき科目
公務員になりたい!と思ったら、下記の科目を真っ先に勉強してください!
- 教養科目:数的処理
- 専門科目:憲法、民法、行政法、ミクロ・マクロ経済
これらの科目は、ほぼすべての試験で出題されますね。
しかも、出題数が多く、重要度が高い。
言い換えれば、上記の科目で失敗すると公務員試験に落ちます...
とはいえ、得意科目にする必要はありません。
「人並みにできる」状態にできればOKでして、常に8割以上取れるぜ!としなくて大丈夫です。
多少苦手意識はあってもよくて、むしろそれが自然でフツーです。
ただ、「まったくやらない」とか「苦手すぎて3割以下です…」みたいな状況は避けたほうがいい。それだと合格が遠のきます…
なので、合格ラインを上回るレベルか、平均レベルに持っていきましょう。
基礎が固まったら…
基礎科目の学習が終わったら、勉強する科目を広げていきましょう。
この時点で取り組むべき科目は下記です。
- 教養科目:国語、英語、化学、生物、物理、日本史、世界史、地理、哲学、思想…
- 専門科目:政治学、行政学、社会学、経営学、財政学、心理学…
※好き・得意な科目をピックアップしてOK
とまぁ、具体的な科目をあげましたが、基本的にはあなたの得意科目を選んでいただければOK。
あとは、あなたが受ける試験で配点が高いとか、出題数が多いとか、そのへんを調査してみてください。
シナジー効果がある科目がオススメ
わたしのオススメは、共通する部分が多い科目を選ぶことです。
たとえばですけど、音大で「ピアノ」を極めた人が、「漁師」になるのって微妙ですよね?
だったら、ピアノ講師になるとか、音楽の先生になるとか、ピアノの経験が活きそうな仕事を選んだ方がよさそうです。
公務員試験もこれとまったく一緒で、たとえば「政治学」を選ぶんだったら、「心理学」を選んじゃダメで、「行政学」を選んだ方がいい。
「政治学」と「行政学」は同じ領域を扱うことが多々あるからですね。
両方を学習することで両科目の得点が上がる効果が見込めます。

余裕があれば、応用問題にトライ
余裕がある人向けですが、応用問題にも挑戦してみるといいでしょう。
筆記で1点でも多く取れれば、希望の自治体に合格できる確率はあがりますからね。
目安は、基礎レベルの問題を8割以上できるようになった人です。
このレベルまで達した人は、難易度が高くて、あまり出ない問題にも挑戦していいのかなと、思います。
ただ、傲慢は禁物。
難しい問題にチャレンジすると、ドツボにハマりやすいからです。
難問に沼っちゃうと、なかなか抜け出せなくなるんですよね…
最悪、基礎が崩れたりして、大スランプに陥ることもあります。

ステップ③:仕上げに時事と基礎固め
これで最後です。
イメージ的には試験本番まで1~2か月前から徐々に仕上げに入っていく感じです。
仕上げにやるべきは、2つです。
- 時事
- 基礎学習
これだけでOK!
「これまでできてた問題」を「これからもできた状態」にするイメージです。
だから一番やってはいけないのは、
- 新たな科目に手を出す
- 応用問題に取り組む
仕上げ段階で、余計な装飾はしなくていい。
今さらお飾りをつける必要なんかないんです。
最後はしっかりヤスリをかけて、ニスでコーティングして、ピカピカにしましょう!
面接対策は筆記のあとでいい
面接対策はいつから始めればいいですか?と疑問に思うかもですね。
目次のとおりですが「筆記の後」で大丈夫です!
面接は焦らなくてもいい。というか、筆記が通らないと面接すらできないから、まずは筆記にフルコミットしましょう。
面接は筆記試験の後から対策をはじめても全っ然間に合います(経験談)。
最後に。
最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事は働きつつも公務員試験に合格したわたしが、もう一度学習開始当時に戻ったらどんな風に勉強するかをイメージしながら書いたものです。
繰り返しますが、とくに重視すべきは、勉強を始める前の準備(=情報収集と戦略)です。
ここでミスると、短期間での合格は難しくなっちゃいますので...。
時間がないよ~と言う方は、クレアールの「社会人のための公務員転職ハンドブック」を入手して、効率よく情報収集をしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。