仕事

公務員を辞めるか悩んでいた時に、読んだ本5冊【モヤモヤ解消】

 

  • 公務員を辞めたいと思っている
  • 今の仕事に不満を感じている
  • その不満は自分ひとりの力ではどうにもならなそう
  • 現状を変えたいけど、踏ん切りがつかない

そんな方に向けて。

公務員を辞める時に参考になった & 影響された「本」を紹介します。

 

 

今回紹介した本は、すべて自信をもっておすすめできる素晴らしい本です。

レビューなどを見て気になったら、ぜひ手に取って読んでほしいです。

 

その1:LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略/リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット

人生100年時代を生きる上で、大切な考え方を学べる現代人のバイブル。

 

なんとなくでも「日本の平均寿命って伸びてるよなぁ~」と感じていませんか?わたしもなんとなく感じていました。

でも、具体的な数字はわからん!って人、多いんじゃないかと思います(わたしはそう)

気になったのでググってみました。それが下記です。

年次
1955年 63.60歳 67.75歳
1990年 75.92歳 81.9歳
2019年 81.41歳 87.45歳
2040年(推計) 83.27歳 89.63歳

(出典:厚生労働省/平均寿命の推移)

 

ご覧のとおり、日本人の平均寿命は男女ともに20年以上伸びました。

くわえて、日本の100歳以上の人口は86,510人です(出典:厚生労働省/Press Release)。

日本の100歳人口は1963年には153人だったので、8万人以上増えているんですね~。この数字には控えめにいってもビビります。

 

んで、最新のデータはこちら▼

100歳以上の人口(ソース:厚生労働省)

  • 1963年:153人
  • 2019年:86,510人
  • 2022年:90,526人(←New!!)

加速してますね〜。今年がピークではなく、この先も増え続けるとの予測です。

 

そして、この流れは主要先進国でも同じです。

2007年にアメリカやカナダ、イタリア、フランスで生まれた子どもの50%は、少なくとも104歳まで生きる見通しだ。日本の子どもにいたっては、なんと107歳まで生きる確率が50%ある。

LIFE SHIFTより引用

 

なんだその未来は・・・ウソだろおい・・・。

 

さらに、追い打ちをかけます。例えばこんな感じに。

人生が短かった時代は、「教育→仕事→引退」という古い3ステージの生き方で問題なかった。しかし、寿命が延びれば、2番目の「仕事」のステージが長くなる。

LIFE SHIFTより引用

わたしたちの生き方は、今とはだいぶ変わってくるっぽいです。

 

じゃあどうすればいいんだ・・・と途方に暮れますが、ご安心を。

本書では、100年時代をうま~く生き延びるためのヒントがたくさん紹介されています。

 

長寿化を恩恵にするためには、古い働き方と生き方に疑問を投げかけ、実験することをいこわず、生涯を通じて「変身」を続ける覚悟をもたなくてはならない。

「LIFE SHIFT」より引用

この時代を生きる僕たちは、ひとつの仕事にしがみつくべきじゃないし、しがみつくこともできない。

時代の変化に合わせて、自分の人生観や仕事観をアップデートしたい方にオススメの1冊です。

 

LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略/リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット

 

その2:諦める力/為末大

努力しても夢が叶わない現実を受け入れるための、考え方が手に入る本。

 

著者の為末さんは、男子400mハードルの日本記録保持者で、陸上界のレジェンドです。
陸上をやっていない人でも知らない人は少ないはず。

 

それでスポーツ選手といえば、「努力すれば夢は叶う」とか「夢は諦めるな」とか言いそうじゃないですか?

でも、この本ではむしろこう言います。

競技生活を継続するうち、どこかの段階で「選ばれた一人」になれないと悟る時期がくる。そのときには「選ばれた一人」になることが自分にとって希望の範囲内なのか、単なる願望で終わりそうなのか、冷静に判断すべきだ。

出典:諦める力/為末大

 

…えっ?…マジ!?!?

自分の視力を疑いましたが、この本には「諦め」という言葉がたくさん登場するんですね。

 

ここからは完全に余談ですが、わたしは小学校から高校まで約10年間ずーーっと野球をやっていました。

わたしが出会ったどの監督も、どのコーチも、どの選手も口を揃えてこう言うんです。

  • 「やればできる」
  • 「努力すればうまくなる」
  • 「諦めなければ優勝できる」

若かったせいなのか、自分がバカだったからなのか、わたしは大人の言葉を信じて疑わなかったんですね。

でも、勝てなかった。でも、上手くなれなかった。でも、メンバーになれなかった。

もちろん、自分の実力不足や努力不足だってありました。だけど、どうにもならないこともあるんだなぁって、思ったのも事実です。

この本では、こういったリアルな現実がバンバン出てきます。でも、だからって、悲しむ必要もありません。

多くの人は、手段を諦めることが諦めだと思っている。だが、目的さえ諦めなければ、手段は変えてもいいのではないだろうか。

「諦める力」より引用

大事なのは、自分の本心を言語化すること、そして、勝てるフィールドを選ぶことなのかもしれませんね。

諦める力/為末大

 

その3:地平線を追いかけて満員電車を降りてみた/紀里谷和明

仕事に限らず、人生全般に迷っている人に読んでもらいたい名著。

 

本要約チャンネルの学識サロンさんの動画をきっかけに出会った本です。
学識サロンさん曰く、「自分と向き合える素晴らしい本」とのことなので、実際に買って読みました。

 

この本は「会話形式」で進んできます。

悩みを抱える複数の主人公が、劇場を運営している初老の支配人と話をしていき、悩みを解決していく展開なんですね。

 

その「悩み」というのが、次のような感じです。

  • 自分の人生を生きていない気がする
  • 現状を変えたいけど、勇気が出ない
  • 他人を目を気にして、他人と比べてしまう

 

こういった悩みに、支配人は次のように指摘します。

「実行にうつさずに、ただ想定しているだけのうちは、何もわからないということです。『そう思っただけ』と『そう思って動いて確かめてみた』の間には、その理解度に、何倍もの開きがある。」

「地平線を追いかけて満員電車を降りてみた」より引用

「自分の人生の方針を、世間の目を気にして決めたら、他人の期待に応えるために費やしたり、そんなことのために自分のやりたことにフタをし、明け渡してしまっていけません。」

「地平線を追いかけて満員電車を降りてみた」より引用

この一文を読んで「ハッ」としました。

 

これ、俺のことやんけ、と。

 

とにもかくにも支配人の言葉が、胸に突き刺さる。キレッキレの刀で、突きさされたかのようで、快感すら感じる。気持ちいい。

そして、忘れかけていた本当の自分を取り戻そう。そう思える1冊です。

地平線を追いかけて満員電車を降りてみた/紀里谷和明

 

その4:好きなことしか本気になれない/南章行

今の働き方になんとなくでも違和感があるなら、読んでほしい本。

 

「ココナラ」という会社を立ち上げた経営者・南章行さんの起業戦記。

これね、初めて読んだときは、鳥肌が立ちました。ホントに。

 

この本に出合ったのは、地方の市役所に転職して3年経った夏でした。

自分を変えるために転職したのに、何も変わらない自分に焦り、絶望していた時、書店で偶然手に取った本です。

 

当時の僕は、何者でもない自分に対してかなり焦っていたんですね。

  • 「他人とちがう個性を持ちたい」
  • 「自分らしく生きたい」

ところが、この本にはこんなことが書かれています。

「人と違っていること」がゴールになると、自分らしさを見失う。

「好きなことしか本気になれない」より引用

この一文を目にした瞬間の、わたしの魂が揺さぶられる感じ、今でもはっきり覚えています。

 

「俺、他人と違うことをしようとして、自分が消えている」と。

 

自分の本心に従った結果、他人と違うのはいい。だけど、他人と違うことをしようとして、自分の本心とかけ離れるのは違うよなぁ~と思ったんです。

まるで、頬っぺたをパチーんと叩かれたように、ふと我に返りました。

「人生に迷走しているなぁ自分」と感じた時は、今でも何度も読み返して、南さんの言葉から勇気をもらっています。これもわたしのバイブル。

好きなことしか本気になれない/南章行

 

その5:未来に働き方を考えよう/ちきりん

「これまでの働き方が普通じゃない」と思い知らされた本

 

社会派ブロガーのちきりんさん(@InsideCHIKIRIN)が書いた本です。

 

本質を突いた鋭い言説に、ただただ、感服する。

渋滞の高速道路を何百キロもマイカーで走って遠出をするゴールデンウィークや、ビーチでリラックスしようと飛行機に乗って海外まで移動する夏休み~(中略)~を楽しむのは、癒しではありますが、大量消費時代の遊び方そのものです。18世紀後半に始まった産業革命は、21世紀の今日まで2世紀にわたって、私たちの生活を規定してきたのです。

「未来の働き方を考えよう」より引用

 

い〜や、俺たちの生活って産業革命から根本的に変わってないのかい!

 

さらに。

「教育投資は報われる」とよく言われます。私もそれには同意します。しかし、ここでいう教育とは難関資格を取るための勉強のためでも、一流大学の卒業証書を得るための勉強でもありません。そうではなく、「社会で求められる価値を提供する力をつけるための教育」です。

「未来の働き方を考えよう」より引用

当たり前と思っていた「教育」への概念が覆る・・・。

 

極めつけは、下記です。

市場で稼ぐ自身がない人は、組織に所属することでしかいきていけないと考え、できる限り安泰と思える組織にしがみつこうとします。しかし組織にしがみつくのは、これからの社会の変化を考えると、必ずしも賢い生き方ではありません。

「未来の働き方を考えよう」より引用

上記は、本書の終盤に登場する一文です。これにとどめを刺されました。完全にノックアウト。

 

自分の価値観とか仕事観を根底から覆され、だんだんと読むのが辛くなってきましたが、本書の最後で救われました。

 

若い人には十分な時間と必要なエネルギーがあるし、長く働いてきた人はその分、使えるものを数多くもっているはずです。どうか自信をもってください。

「未来の働き方を考えよう」より引用

「変わらないと置いていかれるよ!でも、人生はいつからでもやり直せる。勇気をもって変わろう!」

ちきりんさんの愛が、ひしひしと伝わってきました。

 

公務員退職を最も後押ししてくれた本です。

 

未来に働き方を考えよう/ちきりん

 

なお、ちきりんさんはブログも執筆されています。本を読む時間がないよ〜って方はいいかもしれませんね。

ただし、ブログもなかなか本質をついた言説が多いので、打ちのめされないようにご注意を。笑

ちきりんさんのブログ「Chikirinの日記」

 

忙しくて読書できない人は、”聴く”読書もいいよ

「忙しくて本を読む時間がありません!」という人も多いはず。

そんな方は「読む」読書ではなく「聴く」読書をしてみてはどうでしょうか?

 

最近は「聴く」読書が進化していて、いろいろアプリがあるのですが、わたしの一押しはAmazonオーディオブルです。

本の収録数が多いのと、あと、みなさんAmazonすでに使ってるでしょう?

だから、入り口として入りやすいですね。

 

さらに、「聴く」読書のメリットをまとめると、

 

  • ①耳でインプットできる
  • ②ながら学習ができる
  • ③本1冊が3時間で読める
  • ④まるでセミナーに参加しているような感覚で学習できる
  • ⑤1冊の本を繰り返し学習できる
  • ⑥カフェ代が浮く
  • ⑦荷物が減る
  • ⑧部屋がスッキリする

上記をさらに展開すると、

 

  • ①耳でインプットできる:活字が苦手な人でも、音声でインプットできる
  • ②ながら学習ができる:移動、家事、育児、昼休み…耳さえあれば学習できる
  • ③本1冊が3時間で読める:最大 倍再生できるから、高速インプットが可能
  • ④まるでセミナーに参加しているよう:臨場感があるから、記憶に残りやすい
  • ⑤1冊の本を繰り返し学習できる:何回でも聞けるから、忘れても安心
  • ⑥カフェ代が浮く:読書のためにカフェに行っていた人は、コーヒー代が節約できる
  • ⑦荷物が減る:スマホ一つでOK。ほぼ手ぶらで学習できる
  • ⑧部屋がスッキリする:家から本と本棚が消える。部屋が広くなる

こんな感じで、メリット多しです。

2か月間の無料体験ができるので、スーパーの試食と同じようなかる~い気持ちで試してみてください。

 

 

しかし、紙の本がベスト。

ただ、やっぱり紙の本に勝る読書体験はないです。

これははっきりと断言できる。

 

じっくりと時間をかけてインプットするからこそ、脳みそに刻み込まれるし、著者と会話できる。

「電子書籍でいい!」や「聴くだけでいい!」とか、ましてや「本なんて読む必要ない!」はウソですウソ。

ここではオーディブルを紹介しましたが、あくまでもサブとして使うのがベストです。

 

まとめ

紹介した本をまとめると、

年間200冊くらい本を読みますが、上記はとくに心に残った本たちです。

数回ランチを減らせば捻出できるお金で、あなたの人生観が変わるかもしれません。もし気になったら、手に取ってみてください。

 

余談です:読書で、辞める決心がついた

公務員を辞めようか悩んでいた時、わたしを救ってくれたのは「読書」でした。

 

わたしの周りは公務員ばかりで、(語弊を恐れず言えば)こういった方々は、社会のレールに乗っかって“常識的”に生きてきた人です(かく言うわたしもその一人)。

 

いい大学に入って、いい会社に就職して、定年まで働いて、死ぬ。

公務員の価値観はざっくりこんな感じです。

 

でも、この価値観に対してだんだんと疑問を持つようになったんですね。

ただ、当時はなんとな〜く疑問に思うくらいで、うまく言語化できなかった。

 

だから、読書をすることで、モヤモヤに向き合ってみようと思ったんです。そして、自分とは違う価値観に触れようと。

そしたら濃い霧がかかっていたわたしの心がすっきりして、頭の中がクリアになりました。

 

んで気づいたら、公務員辞めてたんですよね。(笑)

 

それくらい読書って、自分を変えるものです。

 

編集後記:公務員を辞めても、日常は変わらない。

まとめ:公務員を辞めても、日常は変わらない

最後に、現在公務員を辞めようか悩んでいる人に、わたしから少しだけアドバイスです。

 

「公務員を辞めるのは怖い」

 

こう思っていませんか?公務員を辞めると考えたとき、誰もがぶつかる問いですね。わたしも同じでした。

でも、もしかしたら下記ではないですか?

  • 公務員を辞めるのが怖いのは、辞めたあとの生活がイメージできないからです。
  • 公務員を辞めるのが怖いのは、お金の不安があるからです。
  • 公務員を辞めるのが怖いのは、周りに公務員を辞める人が少ないからです。

 

くわえて、自分の親が、上司が、同期が「公務員を続けていれば、退職後に幸せになれる」とアドバイスしてきます。

公務員を辞めるのを怖がっている人は、公務員を辞めたことがない人です。

 

思い出してもみてください。

はじめてすべり台から降りるのも、はじめて補助輪を外して自転車に乗るのも、未経験の間はものすごく怖かったけれど、一度経験すれば、なんてこともなかったはずです。

「あっ、こんなもんか」と。

 

それとまったく同じで、転職だって退職だって未経験だから怖いけれど、一度経験すれば、案外生活は変わりません。今の日常から仕事が消えて、貯金が減るだけです。

むしろ怖いのは「公務員こそがすべて」だと思い込み、身体を壊そうが、生活が乱れようが、公務員にしがみつき、定年を迎えた頃に人生が終わってしまうことです。

さらに、多くの人は、本来あるべき自分を封印して、偽りの自分を演じています。

でも、あるべき理想の自分に目を逸らし、今の現状を誤魔化すのって、大変です。

わたしは苦しみを誤魔化すために酒におぼれ、お金を無駄遣いし、食生活が乱れ、精神を壊す一歩手前までいきました。

いっときの快楽に身を投じては、自己嫌悪に陥る負のループです。

 

だからこそ、しっかりと現実と向き合い、理想の自分に近づける行動をする必要があると思う。

もし今、やりたいことがあるのなら、「いつか」ではなく「今この瞬間から」やるべきだと、わたしは思っています。

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ツルオカ

Web制作を学習中の32歳・HSP気質 | 夫婦+子(2歳の男児) | 区役所→市役所→退職(2021) | 「鳥のさえずりが聴こえる古民家に住む」を目指しており、今は働き方を見直しています。そのために2022年7月〜Web制作学習をスタート | Web制作の学習で培った便利なテクニックや小ネタ、気づきを発信しています
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